はじめまして!演出部のMです。
いよいよ公開までのカウントダウンが始まりました。いい機会かもしれないと思ってお邪魔します。
さて、公開前に色々書きすぎちゃうと、何だかネタばれっ?という気もして中々どこまで書いていいものやら困っていましたが、宣伝を見る限り「間宮兄弟」のなかでカレーパーティーをやるというのは公表されてるようなので…つい、僕が垣間見たカレーの世界を書いちゃいます!
僕ら演出部という生き物は困ったもので、台本にちょこっとでも書かれていることは気になって気になって…「おい、そこまでいくとマニアだろっ!」と言われるぐらい、調べて聞いて実験してとやけに細かなところまで気になってしまう。
「間宮兄弟」のカレーもそうでした。台本を読んで制作部Hさんとロケ場所を探す一方、本屋でカレーの本、カレーを特集している雑誌(時にはバックナンバーも取り寄せちゃったり)を読み漁りましたが、ここで問題発生。私事ですが、僕はまったくもって家で料理をしないのです。なのでいきなりカレーの本を読んでも、さっぱりわからん!!! しかも、気合を入れて買ってきた本はどれも専門的で、まさにマニアック!!!・・・輪をかけて、さっぱりわからん!・・・カレーを作るのにコンソメから作って、スパイスは何百種類もあってetc・・・「手強い!」「カレー、奥深し!!!」「ねぇ、カレーでしょ、なんでこうなっちゃうの?」・・・これが正直最初の難関。
劇中、どんなカレーを出すか?…大問題です!一体、どんなカレーがあるんだろう?勉強してみると、一口にカレーカレーといってもその種類は、まさに無限大!マニアックな本は、次から次へと未知なるカレーを教えてくれる…「でも、一般家庭でここまでやるか?やるとしたら、キッチンはカレーのスパイスで埋め尽くされ…コンソメの仕込みは設定として何日前からたまねぎを…」なんて頭の中をグルグルと僕のカレー問題がめぐっていました。 悩んだ挙句、監督にも相談してみました。そこで得た答え!ん~っ、あんまりにもいい答えだったんで…教えたくないなぁ~!でも、サービスッ、教えちゃう。「普通の人が出来なければしょうがない」 これがまさに答え。インドの各家庭のスパイスの調合が違う以上、家庭の数だけいやその日の気分で何か入れちゃうことも考えるとそこにこだわる意味がない! そこにこだわると、それこそ間宮兄弟がターバン巻いてキッチンに立っている ようなもの!…どんなカレーが出てくるかは、映画を見てください。ただ一ついえるのは、やはり料理をしない僕は、カレー博士にはなれませんでした。グスン!
僕なりの拡大解釈かもしれませんが、間宮兄弟は何か特別ということはあってはいけない。総ての人の等身大で、その中で最大限に楽しむ!(こだわるのではなく)…これが間宮流? なんて、一人で思ってました。
カレーにまつわる話は、もう一つあるのですが、これは次回にしまして…
最後に、カレー博士はあきらめた僕ですが、奥深いカレーの世界を垣間見た記念にと思いまして…撮影中、監督と僕ら演出部でご飯を食べたカレー屋さんがありまして、そこは結構色々な種類のカレーがあります。僕らが行った時間がランチタイムが終わっている時間だったので、監督にご迷惑をおかけしてしまいましたが、そこのランチのカレーがお得なんです。ランチには9種類のカレーがあって、2種類もしくは3種類のカレーが選べる(コースによる) そこで、僕は先ずは公開までに全種類のカレーを制覇してゆくゆくは利きカレーが出来るまでになりたいなぁ~!なんて思っています。
そこで、第一回目のトライは、マトンカレー・野菜カレー・バターチキンカレーの3種類をチョイスしました。個人的感想を一言づつ。マトン…(濃厚、こってり) 野菜…(以外にスパイシー、辛口)、 バターチキン…(甘口、マイルド)
カレーの写真を貼っておきます。左より、バターチキン・マトン・野菜です。
では、またレポートします。