「間宮兄弟」。自分で作っていて何なんですが、こんな映画みたことありません。「笑っている、おい、ここ笑うとこかよ」「笑いたいけど声に出せない、あれ右で笑いが、あ、今度は左で笑いが、なんで、こんなに笑うとこ違うんだ」「あー爆笑!みんな笑っている、よかった、みんな笑って」劇場によっての雰囲気がこれほど違うライブ感ある映画。恵比寿は少し上品でくすくす笑い、暖かなまなざし。新宿はもう、関西乗りの爆笑、映画関係者多く映像にもうるさい。池袋はライフスタイルをしっかり身につける、本格派。埼玉はラジカル主婦、お姉さんが明るくなるために参加。立川、川崎は話題の映画ということで。などなど。しかし、関西三都、盛り上がってますね!!うれしい。明日からいよいよ、名古屋、広島、博多、札幌、新潟などなど拡大してきますね。また、各館違うんだろうなぁ。各地の劇場の皆様、間宮兄弟なるべく末永くかわいがってくださいね。
そういうわけで、この間宮兄弟、劇場のライブ感や映画の笑いどころや映像、音響細部を楽しむファンがリピーターになっているそうで、アイドル映画みたい!(そうか、佐々木さんも塚地さんもアイドルには違いない。映画では何度観ても愛くるしいから?)
そうした華麗なるリピーターに贈る監督自らのネタバレを披露(実はネタバレがあった方が楽しめるんです、この映画。なぜって深層心理にたえまなくワンカットワンカット精密に送り込んでいるので意味不明のおかしさが、笑いの謎。わかれば、あーだから、おかしいんだ、と来るわけです。すいません、お約束だけのコメディ映画じゃなくて)
各地キャンペーンして、おかしいのは逆取材して「あなたの面白いところは何ですか?」と聞いても、同じ答えがなかなか無いのです。そこで、今日は取材者から教わった見どころ。要はネタバレ。
「あの新幹線のドクターイエローが東京駅で止まっている映像を観られるとは思いませんでした
貴重すぎます、来てもらったんですか?(まさか!偶然というかラッキーです)あと、新幹線でのクイズ、僕ほとんど知っていました。しかし、経理の溝口さんの家って何なんですか?(ナンセンスです)」 ラジオディレクター
「わたし帰国子女なんですが、ほとんど玉木で観ていました。あの子の行動、発言、すべて面白い、神経衰弱得意なとこ、私とそっくりなんです。常盤貴子(こっちは役名じゃないの?)がモノポリーで変な行動するときの彼の顔ったら、何でしょう、笑い転げます。彼があなどれないと思うときは、あのファミレスでスコットランドヤードやフレッド、ゲティングスが出てくるとこ、そしたら小鳥バックにフランス語やってて、パリ行くなんて言われたひにゃ、私、帰国子女なんです」 ある地方有名新聞記者
「わたしジョーバもっているんです。だから本間姉妹の部屋に感情移入しちゃって、うち帰ってジョーバ乗って、電話したくなりました。顔はどうなのよ?って」 地方タウン誌女性記者
「依子先生おかしい、常盤貴子があんな役やるとは思いませんでした。すごすぎ!ドッチボールでマサカと思ったんですが、あの逃げ方。歩き方も徹してましたね。あと河原の自転車の場面、私も同じようなことがあって、土手を駆け上がったんです。そしたら、彼が自転車で追いかけてきて、怒ってたのに、彼が駆け上がる姿をみて笑ったんです」ラジオDJ
「沢尻エリカの直美が彼に、エッチしてからゆっくり話したかったのにと言うときの彼女の表情やらしすぎます。間宮兄弟に対しての表情とあまりに違うので、女はこわいと思います」ミニコミ男性記者
「僕、小津安二郎監督のファンなんですが、あの塩むすびは、小津さんのお茶漬け以上の名シーンと思います、うーまい(うれしすぎます、そのお誉め)」雑誌記者
「大垣さおりなのか、で洗濯機がまわるところは、なんだか山上たつひこの漫画を思い出しました。なんか大垣さおりが脳神経をまわっているみたいな感じで、妙に心に入り込む笑いでした」タウン誌記者
「画面にうつらないオフの音や画面を想像さす面白さが満載でした。彼らが観ている映像の音、ラストなんかは探検隊に何か落ちて、原住民が集まって、マミヤ、マミヤと言ってますよね(おーここまでネタバレ、ま、いいか)銭湯には大きな人が入ってきたんですよね。あと明信が塩むすび作っているとこで、徹信がまだチクショーとオフで言っているのがおかしくて、明信それ観て笑っていますよね。校務員室で夕美が来てるのに、依子先生が時計もって来るとこ、その修理の間、徹信の動作見せないで、祐未(間違い夕美でした。僕のパソコン、ゆみって打つと祐未になるもんで、、、????)と依子先生の緊張の間がおかしいです、それと、、、、」(まだ語りきれないようでした、、ちなみにかなりの映画ファンの取材の方)
まだまだまだまだ、あるのですが(本当に今日はこの辺で)要はお約束笑いよりも、言葉、描写、画面、音、フェイント、ナンセンスな笑いがたくさんということ。しかし何より「人間はみんな面白い」これにつきます。
面白い人がいっぱいの間宮兄弟に会いに来てください。何度でも。
***************以下は追伸
もちろん、あとでダービーの予想もしますよ。お楽しみに。
あ、ロケ地の質問にお答えします。
シーソーは青戸平和公園。 新幹線ロングの走り実景は富士岡。
あ、うちうちのことで申し訳ないのですが スタッフが出演しているのを内々のエキストラということでウチトラというのですが 全てをばらします。
時間ですよの黒服 ラインプロデューサーのK。ぼったくりバーの怖い人 助監督のM。カフェのコーラス好きマスター及びなさけないクリスマスケーキ売りはメイン車ドライバーのK。ビデオ店のUターン男 ブログ大活躍の製作担当H。同じくビデオ店、やけに並んでいる客の一人、製作主任のM。大垣が大声出すジャズバーのバーテン、近未来の社長、プロデュースのTE。 ビール工場、安西君!と呼ぶあぶない男は プロデューサーのTS 。電車で大垣を迷惑がるのは、うちの事務所のかわい系美人秘書O。ビール工場見学で明信の決まりギャグ台詞に反応しすぎは中チョンボのプロデューサーのおとぼけ美人M。カーテン開け占いからは誰からも好かれるスタイリストのグラマー美人M。じゃんけんの商店街の魚屋さんで、あいさつしてくれるのはアシスタントプロデューサーのO。新幹線車内、熱海あたりまで乗っているのはハスキー声美人スクリプターのS。直美と依子先生が鉢合わせする前の廊下で「う!」というのは、うちの事務所の人妻美人経理S。カフェで徹信がさおりと間違えてつかつか近寄り、しかとするのはさくらん美人宣伝のH。父の遺影は照明のWが「阿修羅のごとく」に続き連続イエェーイ。徹信にわんわんほえる犬を散歩させるのは助監督のS。レストランの外には本格派美人の宣伝H(実は僕も確認してないから観ないと)あと他社なので大声では言えませんが、カーテン開け占いのおじさんは撮影所の偉い人I。レストランのボーイは、実はこの映画のキーパーソン、N。「明日の記憶」大ヒットおめでとう!(すごすぎる堤監督、「トリック2」も超期待、明日からは、才気あふれる中島監督の「嫌われ松子の一生」も超期待!!!「バカヤロー!」組ががんばっています)誰か忘れてないかな、、、。あ!そうだ宣伝のTだ!レストラン奥のテーブルでグルメ評論家のように食べていました。「プリント10本追加お願いよ!」
それでは次はダービー予想で。
「夢駈ける馬ドリーマー」
観たらダービーのヒントがあるらしいから、
土曜日中に観ないとね。
それでは、長くなりましたが、続く!