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間宮兄弟 5/13(土)より全国順次ロードショー
寒い国から来たスパイ
なぜ私はこんな時間に目を覚ましたのだろう。部屋の温度計は零下4度、Tシャツ一枚で寝てしまったせいか、咳をする。その息からはバーで飲んだギムレットの匂いがする。いったい日本時間は何時なのだろう?「え、日本時間じゃないか」ワールドカップ、日本対ブラジル戦を観ないために旅にたったハズが。部屋の窓からは確実に北の風景が見える。テレビをつける。「マミヤ!」と言いながら綺麗なアジア系の女の子と兄弟風の男達が写真を撮っている。そうだ、これは寒い国から来たスパイが「心、洗われた、もうスパイやめるよ」と洗脳された日本の映画、間宮兄弟だ。なつかしい。ノックの音がする。長い爪をかばいながらの女が叩く音だ。まさか!「エイコじゃないか、なんでこんなところまで」「コーヒー牛乳でも飲みながらヘミングウエイの話でもしましょうよ」「コーヒー牛乳?」カルアミルクを飲む奴も信じられない男に、コーヒー牛乳?「帰ってくれ、今の君とは趣味が違いすぎる」ベッドに転がっているウオッカが目に入らないのか。「私も転がしてよ、ヒートが優勝したから気分がいいの」この女は次々と趣味の領域の話を持ってくる、あなどれない女だ。あと二時間、この女と遊んで、だんだん眠くなれば例の試合を観ないですむ。
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エイコと遊んでいるホテルの部屋からの風景。「嘘でーす」
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-23 01:56 | 森田芳光の監督日誌
プロデュースのTです。
プロデュースを担当させていただいた、アスミック・エースのTです。

まず冒頭にて、森田監督はじめスタッフ・キャストの皆さん、そして何より、映画化をご快諾いただきました原作の江國香織さん他、大勢の映画『間宮兄弟』という素敵な世界を創りあげるのに携わっていただいた関係各位の皆様、本当にありがとうございました。また、本映画のプロモーションに絶大なるご協力いただきました全国各地の関係者の皆様へも、この場をお借りしまして、重ねて御礼申しあげます。

さて、さて、私事で恐縮ですが、今更ながら映画の感想をカミングアウトさせていただきます。完成した映画を観ての最初の感想は、「何も深刻に考えなくても、時間に縛られない、なんとなくな幸福な日々が、そういえば昔はあったな~。良かったな~」ということ。今から遡ること17~18年前、小生が社会人3、4年目、会社の同僚であった(現当社幹部)Tさんと、(当時デスク業務をやっていただいていた住商出身のアジアン・ビューティ系OL)Aさんと、男女三人で、(実は今思えば案外楽かった!週休二日制導入前の土曜半どん出勤後)うららか陽気に誘われて、とある土曜の午後、会社が退けてから翌日曜日の夕暮れ時までの計二十四時間プラスα、無意味にず~っと一緒に過ごした、ゆったり、まったりとした当時の週末を思い出してしまったのです。芝浦での深夜ボウリング♪(家に帰ろうと思えば帰れるのに) なんとなく流れで新宿プリンスホテルに泊まることになって、川の字で修学旅行気分で寝てみたり♪♪ 翌日午後から麻布十番の当時話題だったイタリアンでランチしてから、子門真人さんの唄で有名なタイヤキ屋さんにハシゴしてみたり♪♪♪ 「あ~、そういえば、あんなに何にも考えてなかったのに、でも本当に楽しかったな~」というタイムスリップしたような心地よい感覚を、私に、映画『間宮兄弟』は蘇らせてくれたのです。

最近元気がいい!・・・と言われる日本映画。やはり、(手前味噌ですが)『間宮兄弟』がそうであったように、日本人であれば誰もが体験しているであろう原風景を蘇らせてくれる<ライフスタイル提案型映画>((C)森田芳光監督)の和製映画が、今世間に受け入れられている所以なのでしょうね。では、最後に改めまして、森田監督、素晴らしい作品を、ありがとうございました!
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『間宮兄弟』を配給しております我々アスミック・エースのリレー日記、
次はアシスタント・プロデューサーのOです。
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-22 18:57
正統派美人 宣伝Hです。
宣伝ウーマンHが3人続きました。……が、これまでのHと私は一味違いますの。5/26(金)の森田監督ブログの言葉をお借りすると、私は「正統派美人」なんですもの(笑)。いい響きですね、「せ・い・と・う・は・び・じ・ん」♪ この一言で、私、すっかり上機嫌なのです。はい、単純ですから……。監督、有難うございました! 
ま、正直、映画にはぼんやりシルエットが映っている程度なので、残念ながら美貌具合はお分かり頂けないかと思いますが、目を凝らして「よ~くご覧になってぇぇ~」

そう、製作宣伝Hも思い入れのある喫茶店マスターのこの台詞「よ~くご楽ご覧になってぇぇ~」って、私も何度観てもついつい笑っちゃいます。
宣伝という仕事をしておりますと、予告編を作るため、プレスの原稿を書くため、ポスターのコピーを考えるため等々で何度も何度も映画を観るのですが、『間宮兄弟』はわかっているのに毎回毎回笑ってしまうシーンが幾つもあります。例えば……
★ カレーパーティ前、明信の「それより猫か犬の写真でも貼らなくていいのか?」
★ 明らかに素で楽しんでいるモノポリーシーン。妙に嬉しそうな明信の「破産!」
★ 安西に離れろと言われた大垣が「すいません、離れます!」
★ バーで大垣が明信に「お前だけが二人を知ってるわけだ、何とかしてくれっ!」
★ 直美と夕美のAIBOがすごいタイミングで「クィ~ン」
★ 出張先のホテルで明信が「さ、読書しながらだんだん眠くなろ」
★ 犬の健康食を用意した徹信にさおりが「イヌノコブちゃんという名前の猫ですけど」
などなどエンドレス。しかし、「イヌノコブちゃんという名前の猫」って……。

そして、旅行好きの間宮兄弟に影響されて、私も思い切って出かけることにしました!場所は、お・き・な・わー♪ はじめての沖縄です! 3歳の娘は飛行機もはじめて! 土日含め3日間という強行スケジュールですが、ノンビリ楽しんでまいります。

なーんて浮かれていたら、沖縄での『間宮兄弟』の公開も決まったようですよ! 7月になりそうですが、詳細決まり次第、劇場情報にUPいたしますので、沖縄の皆様、ご期待ください!

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追伸:「間宮兄弟クロスワードパズル キャンペーン」へのご応募、たっくさんお送り頂きまして誠に有難うございます! 応募ハガキに映画の感想や暖かいメッセージをお書き添えてくださる方もたっくさんいらっしゃって、感激2倍です!
ご応募の締切は6/30(金)となっております。引き続き、お待ちしております!!


『間宮兄弟』を配給しております我々アスミック・エースのリレー日記、
次は本作プロデュースを務めた弊社の新社長Tです。
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-21 19:54 | アスミック・エースのリレー日記
間宮兄弟は水のごとし
間宮的映画界ニュース

間宮兄弟は偉い、一円玉貯金のように確実に興収を増やしている。心に水のように残るその映画の効能はじわじわ効く。横浜ベイスターズとIPODのシーン以外は歴史に残る。間違いない。

一円玉貯金と言えば、デスノートは五百円玉貯金。間宮兄弟のカメラマンがデスノートも撮っている。「どちらの貯金の成果が、本人うれしいか?」聞いてはいない。間宮兄弟の大入りは100円玉、もしデスノートが10000円の商品券なら、「デスノートのヒットの方がうれしい」間違いない。

トムが新幹線貸し切りキャンペーンをしたらしい。間宮兄弟は言った「いいから景色楽しめ」トムは言った「楽しむのはいいけど、一番、標高が高いとこは何処だ、飛び込みたい」
間違いない。

今年、というより日本映画の実写の興収記録を塗り替えるかもしれぬ、超大ヒットの可能性を秘めた日本沈没。「明日、日本が沈むかも」そうしたら、興収記録どころではない。間違いない。

間宮兄弟で何かをつかんだアスミックエース、はちくろも木更津もヒットの予感、当然、一円玉貯金の間宮は超える、間違いない。


森田組唯一の映画界事情系スタッフ Fでした。                              
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-21 11:18 | 森田組のスタッフ日誌
宣伝担当のHです。
ワールドカップのことで頭がいっぱいで眠れない日々をすごしている宣伝Hです。しかし、それはさておき、私のカメラを使って毎日ブログを更新しているSにこの場をお借りして、一言言いたいことがあります!!

「間宮兄弟」の宣伝を一緒にやってきた宣伝Sとは、初めて宣伝の世界に足を踏み入れたころ出会いました。それは現職のアスミック・エースではなく、前の会社で、二人とも何も分からないまま、一緒にがむしゃらに宣伝をしました。

私が前の会社に入社した日、そこに出向していたアホのS青年と出会ってから実用的なことから、くだらないことまで何でも教えてくれる兄のようで(しかし、Sのほうが年下です)それでいて、弟のようで。S青年のアホさに、毎日お腹が痛くなるほど笑い転げていたのが懐かしいです。

私が先にアスミック・エースに移り、いつかまた、Sと一緒に働けるといいなー、たまには笑わせてくれよー、と思いつつ1年ぶりに一緒に仕事をはじめたときにはすっかり落ち着いて大人びてしまっていて、普段からジャケットとか羽織ってしまったりしてSよ!大人になったなー! と、感慨に耽ったものでした。(その変化といったら実に目覚しいもので、歳をとるというのはすごい! とびっくりしました)

1年のタイムラグはあるものの、お互いアスミック・エースの宣伝部に中途入社して一緒に担当した映画は、「間宮兄弟」が (ほぼ)初めて。

宣伝においては、とても楽しい毎日を過ごすことが出来、そして、最終的には全国でたくさんの方が「間宮兄弟」を観てくださって本当に本当にうれしい限りです!

私とSは決して、「間宮兄弟」のように仲がいいというわけではないし(かといって悪いわけでもない)、エピソードがいっぱい、というわけではないのですがそんなこんなで、日々Sの幸せを願うわけであります(間宮兄弟のように)

せっかくの機会なので、今までなかなか言えなかったお礼を言いたいと思います。

★「道が分からないんだよー」と、ただ道を聞くためだけに電話しても、嫌がらず親切に教えてくれて有難う!おかげで道に迷わず、時間に遅れずたどり着きました。これからも道が分からないときは、電話してしまうと思うけど、そこはなんとか・・・よろしくお願いします!

★貸してくれた漫画がつまらないといって、借りたまま半年も足元に置きっぱなしにしてしまってごめん!君の秘蔵だとは知っていたが・・・でも、限界でした・・・もっと面白い漫画貸してください!!!

がんばれSよ!
君はいい人だ!(間宮兄弟のように)
幸せになれよ!(間宮兄弟のように)

(そうそう、こないだ聞かれた日本のサッカー選手で好きな人、今は引退している人でもいいなら、小倉隆史。素晴らしいレフティーでした。)

この映画で私の一番好きなシーンは、兄弟で自転車に乗ってしゃべりながら夜の街を走るシーンと、銭湯での兄弟のシーン。小さいとき、一緒に習い事や銭湯に通った妹との思い出とかぶって、ジーンとしてしまいます。銭湯で、コーヒー牛乳を飲むのが至上の喜びだったあの頃。

また、行ってみようかな、と思っています
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『間宮兄弟』を配給しております我々アスミック・エースのリレー日記、
次は本格派美人、宣伝プロデューサーのHです。
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-20 10:43 | アスミック・エースのリレー日記
製作宣伝担当のHです。
間宮兄弟見ました!楽しかった!!」「間宮兄弟見たおかげで何だかすごくいい休日を過ごせた感じ」などなど、知人友人から沢山のメールや電話を頂きました。その度、私自身もすごく幸せな気持ちになります。そんな幸せメールの一つに、「立ち見で見れて良かった!」という感想がありました。普段、映画は座ってみるのが当たり前だし、立っているのなんて疲れる。と思っていたけれど、立ち見で見ていたら、お客さんが肩震わせて笑っていたり、いちいち反応している姿が見えて面白かった。「そうそう!」とか「あ~~」とかみんなも(みんなと)反応してる感じがとても楽しかった!そうです。もう「間宮兄弟」を見た!という方もぜひ今週末は、立ち見可能な劇場で、混みそうな時間帯に!あえて行ってみてはいかがでしょうか?確かに劇場の一番後ろで立っていると、何とも言えない一体感があります。それも『間宮兄弟』だから出来る映画の楽しみ方だと思うので、ぜひ!!
話は変わって、私の好きなシーン。山ほどあるのですが、今までにブログに登場していないひとコマを。
徹信がさおりと待ち合わせした喫茶店「ルミエール」でのシーン。さおりさんが席に着き、徹信が注文をする直前、マスターは二人が座るテーブルにメニューを持って近づくのですが、画面に入る(見える)のは、メニューの一部分<メニューの角>だけなんです。マスターの姿も「何になさいますか?」というような声も入らないのですが、マスターの気配があるところが最高に面白いのです。ラッシュで初めて見たときは、面白くて爆笑しそうになるのと同時に感動しました。「うわ~この(メニューの)チラリズムでこんなに想像してなかった面白さが味わえるなんて!」何度見ても、本当にすごい。おもしろい。「マスターはきっとニヤニヤ(徹信をからかう様な)顔で、二人が座るテーブルに近づいて行ったんだろうな~」とか勝手に想像して可笑しくて!だからその後の、ホットケーキを注文した徹信に「それ、ハッピーアワーのメニューです。よくご覧になってぇ~」と言うマスターの台詞がまた最高に面白い。第三者だから笑えるけれど、言われた徹信はムカついただろうなぁものすごく。そりゃ買わないよケーキ。
徹信とマスターにはまだ続きがあって・・・クリスマス、娘と一緒に必死でクリスマスケーキを売っているマスターの「徹信くん買ってよ~」という言葉を無視!グリコジャンケンをしながら徹信はマスターの前を通り過ぎる。そりゃ買わないよマスター。いくら娘と一生懸命作ったケーキです!って必死で叫んだって、ホットケーキ出してあげなかったじゃ~ん。なんて、また思い出して可笑しくて!
『間宮兄弟』は、見た人が自由に想像できる、楽しさや幸せが広がる映画。でも、そんな想像を膨らますスイッチを仕掛けているのは監督。そして間宮兄弟たち。『間宮兄弟』恐るべし。まだまだ見つけられていないおもしろスイッチがあるかもしれない・・・。私ももう一回劇場に行かなきゃ!
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『間宮兄弟』を配給しております我々アスミック・エースのリレー日記、
次は以前ブログにも登場しました宣伝担当Hです。
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-19 10:42 | アスミック・エースのリレー日記
次元の高い観客になろう
映画もスポーツも同じ 自分の感性をより柔軟にして より質の高い作品なり試合に接することが大事だ 所詮 自分が向上していくために観ているのだから そして その進化こそが いい作品 試合を観れる環境になるのだ どうしてこんなことを書いているかおわかりでしょう これからは冷静に 自分と世界的な試合と向かい合える
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-19 02:15 | 森田芳光の監督日誌
話題ネタをひとつ
街で聞いた話 若いセクシー系の女の子が女性専用車にのろうとしたらしい、そしたら 「冗談じゃないわよ どう考えたって痴漢にあいそうもない ババァ逹が 私が入るのを 阻止するのよ しょうがないから やっぱり一杯の 男と一緒の車両に入ったら案の上 痴漢にあいそうになったのよ なんとかなんないの女性専用車 作った目的考えて 乗れっていいたいわよ ババァ」ババァと言う言葉は悪い言葉ですから使ってはいけませんが気持はわかります 思わず聞いてて ふいちゃったので紹介しました こういう女の子ってシュート数を得点と間違えちゃう 今 僕のとなりにいる エイコちゃんみたいな子かしら ふふふ 制作H君! また シャワー浴びるもんね エイコじゃなくて?僕はボッタクレナイモンね ヘミングウエイと女逹を 読んだ 徹信とは違うもんね え? 誰にさっきからメール打ってんのかって ワールドカップの夜は長い みなさま よい週末を 間宮兄弟 新作公開のため 時間変更 回数減少余儀なくされましたので 時間の確認を
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エイコと迎えたホテルの朝の風景。「嘘でーす」
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-17 02:46 | 森田芳光の監督日誌
いつまでも みずみずしく
直美ちゃんの返事に、雨中の坂道を駆け上がる明信は、うれしい。
明信が吹き出した水を、顔にあび“べそ面”の徹信が、おかしい。
久しぶりの海水浴、プチげんかする兄弟は誰だって、思い当たる。
ゆず湯の銭湯、水面を揺らす巨体の主は、いったい誰なんだろう?
気がつけば、けっこう濡れている、『間宮兄弟』。

熱すぎたバスタブのお湯に「うぎゃーーー!」〜「ガンガンいけ」って勝手に盛り上がり〜「いいな、落ち着く」って、とっとと自己完結しちゃう明信の“ひとり上手”が好評なビジネスホテル。
観るたびに、あの日の森田監督を思い出しては、ひとり笑っている制作Hです。

あれは何年前(て、ちあきなおみさん?では、ない)、北国の冬のホテルのロビー。
ロケの出発時刻にエレベーターから降りてきた監督の髪は濡れていました。
翌日も、翌々日も、監督の髪はやっぱり濡れていました(出掛けにシャワーか、風邪ひかなければいいけれど)。
何日か目の朝、その日も監督の髪は濡れ、腕時計についた滴をハンカチで拭っています(ん?時計してシャワー浴びるか?)。
「もう、たまんないよー」と、その朝ついに、監督の告白。
起きて、シャワー浴びて、ご飯食べてとつづく、朝の行事たち。身支度を整えて最後の仕上げは、歯磨きだと。ホテルのバスルームではよくある形体の蛇口(右・シャワー、左・カランみたいな)、口をすすごうとコップに水をためようとしては、シャワー浴びたまんま切り換え忘れた蛇口をひねり、頭からビシャーって水を浴びていたという監督、しかも毎朝。
出発時間は迫るは、頭に来るは、きっと心中で“熱すぎた“明信みたいに絶叫し、“ぼったくりバー帰り”の徹信のように「ちっくしょー」て足もつれさせてはすっ転がりながら、大あわてで再び着替えていたに違いない、しかも毎朝。
そう言えば、「出発間際に、やたらドタバタしてる音がすんだけど、毎朝何してんだ?」って監督と隣室のチーフ助監督のSさんが言っていたっけ。

「映画のネタなんて、毎日、どこにでも転がっているんだぜ」
監督の口癖を思い浮かべては、笑っています。

一昨晩。久しぶりに監督やドライバーのKさんやらとファミレスで、例によって“反省会”?
そこで、制作H、やっちまいました。
「……ご注文の品物を繰り返します」ってウエートレスさんの台詞を聞きながら、かたづけようとした卓上のメニューで監督の前のコップを突き倒してしまった僕。
ザーとテーブルをすべり監督のチノパンに降り注ぐ、氷と水。
「あっちゃー!」
このブログでは、けっこう面白い人な、森田監督ですが……僕にとっては、やっぱり偉い方なんですよ。
例えれば、社長さんや取引先の方に水ぶちまけてしまったくらいの「しまったー」な気分で焦りまくり。
「すぐに代わりのお席をご用意します」
って言ってくれたウエイトレスさんへの監督の切り返しは
「大丈夫、僕、この席、好きだから。平気ですよ」(!!)
ロイホのウエイトレスさん、受けまくってくれて、ホントありがとう、救われました。

折しも外は土砂降りの東京。
「玄関前に車、まわしてきますね」って言うKさんに
「かわんないよ、どうせビチョビチョだもん…ちめたい」って監督の台詞はちょっとシニカルに響いたけど、それもこの方の懐深さなんです。
映画の細部の演出にまで気を配り、誰よりも旅なれているはずなのに、シャワーさえ切り換え忘れさせるほど映画監督とはかくもハードワークなのだと僕らに教え、相手が映画会社の偉い方だろうとベテラン大俳優だろうと“譲らない恐さ”をも秘め、相手が僕であろうとも一瞬の配慮を怠らない、奥深き人。

いつの日か、森田映画に“粗相をしてはいけない人に水ぶちまける奴”が出てこなければいいのだけれど(不安と、ちょっと期待?)

「森田芳光の瑞々しい感性が魅力な『間宮兄弟』」と、多くの人が評してくださっているのは、とってもとってもうれしいことです。
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-17 02:19 | 森田組のスタッフ日誌
プロデューサーのTです。
『おもてなし』の心を!

映画「間宮兄弟」、プロデューサーの一人として何が嬉しいかと言って、劇場でお客様があんなに笑って頂いていることです。私の密かな楽しみとして、係わった映画を公開している劇場で、最後列の左端の席に陣取り、狙った(計算していた)場面でお客様がどのように反応して頂いているか、逐一観察することですが、それぞれの映画で辛い思いをすることがしばしばです。人の映画を見ていても、ここでお客様の感情をこう誘いたいのだな、とその計算が解っていても、お客様の反応が今一だったり、外したりしていると、我がことのように辛くなります。(正直に話すとその逆もあって、「うまいな~。やられた。」と嫉妬も覚えます・・嗚呼、なんと因果な観客でしょう)。困ったことに「間宮兄弟」はこの私の密かな楽しみを叶えさせてくれません。いつも最後列の私の席が埋まっているのですから・・・・ほんとに有難い事です(そんな時、後ろの壁にもたれて立って見ています。全く疲れないから、不思議ですね。密かな楽しみは、予想以上の反応でうれしい限りです。後ろの方で、一人立っている整髪が行き届いた中年の男がいたら、それが私です。)。
劇場を出て来るお客様の顔がとても穏やかで、なぜか、その足取りが少しゆっくりであるのがとてもうれしく感じます。笑って頂くのは、本当に大変です。喜怒哀楽といいますが、この映画はその喜と楽を、そしてやさしい哀しさを持ち合わせています。この映画に『怒』という感情は全くありません。暖かい気持ちにさせてくれます。これはひとえに森田監督はじめスタッフの皆さん、そして佐々木さん、塚地さんはじめキャストの皆様がこの映画に愛情を注がれ、培われたチームワークの成せる業です。ブログでも、舞台挨拶でも、森田監督、キャストの方が「おもてなし」という言葉を口にされます。映画の中で兄弟が、部屋を訪ねる女性達に、そしてお母さんにも楽しいひとときを過ごしてもらうべく、最善の気を使い、あれこれ演出し、「おもてなし」に心を込めます。まさに森田組の現場もそうでした。
スタッフの方々が、キャストの方々によりよい撮影環境を醸し出す最善の方法を考える。そのスタッフの心が判って、キャストの方々もそれに応えられる。それが暖かい『おもてなし間宮ワールド』となってフィルムに焼き付き、劇場のスクリーンに照射され、お客様が感じ取って頂いている、そんな気がします。『エンタテインメント』と単語がよく使われ、『娯楽』と訳されることが多いのですが、エンタテインメントには『おもてなし』という語意があります。お客様を『おもてなし』する仕事。この映画にはその姿勢が貫かれています。撮影中、宣伝中、そして公開時の数回にも及ぶ舞台挨拶のイベント、スタッフの想いを代表しての森田監督(そこまでやるのですか!と思うほどのサービス・トーク)、また佐々木さん、塚地さんの間宮兄弟がスクリーンから出てきたような暖かくフレンドリーな姿勢、お客様に喜んで頂く、まさにエンターティナーだと感心させられました。
恥ずかしながら、今更に勉強させて頂きました。
本当にありがとうございます。
この『おもてなし間宮ワールド』を感じ取って頂き、ご取材、宣伝に協力頂いた方々、また様々な工夫を凝らして劇場展開頂いた館主様、スタッフの皆様、有難うございます。
我が社の社名にも、「エンタテインメント」という文字が付いています。(いつぞや、森田監督から御指摘頂きましたが)、映画に係わっていることに夢中に成り過ぎて、それに係わって頂いている方々を、お客様を『おもてなし』する仕事であることを忘れていないか?
肝に銘じなければなりません。

・・・と書いてきて、このブログを読んで頂いている読者の方にこの書き込みがエンタテインメントしているのか と自戒しました。ただ、どんな仕事でも『エンタテインメント』の心、大切ですよね。そんな気持ちを共感して頂ければ、幸いで・・・と自己弁護です。
(書き込み長い!とお怒りの方、他の書き込みをクリックして頂いて・・・。この後は私の一観客としてのこの映画に対する感想です)。
昨年末、「間宮兄弟」の初号を見た後、遅ればせながらベストセラーと名高い藤原正彦さんの『国家の品格』を拝読し、「なんだ、『間宮兄弟』って『国家の品格』を映画化してんじゃないか」と思った次第(もちろん、『国家の品格』は小説ではありません。念のため)。
詳しくは書ききれませんが、同書で藤原さんが語られる(と私が解釈した)、この半世紀(戦後)に日本人が失ったもの、いかに時間がかかろうとも日本人が取り戻さなければならないと力説される日本の心が、まさに間宮兄弟の二人にあるのではないか。二人の生きざまはそれを具現しているように思われてなりません。「情緒と形」「もののあわれ」「懐かしさ」「惻隠の情」そして、えって思われるでしょうが、間宮兄弟には「武士道精神」があります。二人の精神の源にある日本的なものを分析(また想像)していくと、かなり面白い。二人はある種、現代人としては異質です。この異質感が二人のキャラクターを構成し、可笑しさを感じさせるのですが、不思議なことに二人を見続けていると、ある親しみと懐かしさを感じてきます。実はお客様が穏やかな表情で、暖かい気持ちで劇場を出て来られるのは、無意識にその懐かしさに触れているからではないでしょうか?これは『寅さん』に共通すると思いますが。日本人のDNAに刻まれた何かを喚起させる。どうでしょう?
また二人のある種の幼さに、「チョッと」というご意見も耳にします。ご年配の方に多いのですが、それも理解できる気がします(女性のこの拒否反応は、生物学的、生理的なものでしょうが)。『国家の品格』を逆説的にいうと、日本人は『幼さ』(子供っぽさ)に対する強い拒否反応で自己確立を目指してきたとも言えます。『子供っぽいことを言うな!』と
いうセリフを私もよく耳にしました(私も戦後一桁生まれですので)。
しかし、このある種の『幼さ』が興味深いところで、『幼さ』は一方で残酷であり無知を助長しますが、「感受性」や「人や物に対する純粋なこだわりや思い遣り」もここに起因すると思います。その意味でも私は、間宮兄弟に懐かしさと羨ましさを覚えます。
・・・・ぜひ『国家の品格』を読まれた方のこの映画を見られた感想を聞きたいものです(大ベスト・セラーですから皆さん見てもらうと・・・・う~ん、興行収入幾らになるのだ?・・・と考えるのが、藤原さんは何とも下品で嘆かわしいと書かれている訳で・・・・。では『間宮兄弟』ご覧になった方、『国家の品格』お読みになって、私の分析、どう思われるかお聞かせ頂きたいと・・・。もちろん、江國さんの原作『間宮兄弟』は必読です)。

さて、次は私が好きなシーン。・・・たくさんありますが、まずは明信のシーンから、これは佐々木さんでしか表現できないシーンと(勝手に)思っていますが・・・・(「長す過ぎますよ、Tさん!」というこのブログを立ち上げてくれている宣伝S君の声が聞こえますから、)では、私の好きなシーン(監督にも話していません)の書き込みは、またの機会にさせてもらいます。近じか必ず書かせてくださいS君。これも長くなりそうですが、皆さん、読んでくださいね。ちょっと面白いですよ。
この映画をご覧頂き、指示して頂いたお客様、本当に有難うございます。
『間宮兄弟』のワードで他のブログを検索していますと、「『間宮兄弟』見たいな~。でも○○も見たいし、○○も見たいし・・・どうしようかな」という書き込みをよく見ます。確かにお金も時間も掛かりますし、いろいろ迷われるでしょうが、ここはひとつ「『間宮兄弟』良かったよ」と声をかけて頂けたら、プロデューサーとして甚大の喜びです。
有難うございます。
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『間宮兄弟』を配給しております我々アスミック・エースのリレー日記、
次は映画製作時に撮影現場で宣伝担当をしていたHです。
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# by mamiya-kyoudai | 2006-06-16 10:26 | アスミック・エースのリレー日記


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