久しぶりの制作Hです。
関東につづき関西でも大ヒット、参加スタッフとしては“大きな幸せがいっぱい”です。劇場にお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございます。
13日の公開初日、恵比寿の舞台挨拶の舞台裏での昼食会の挨拶で(なんだかややこしい文章でごめんなさい…)、常盤貴子さんが言ってました。
「電車の中で“間宮兄弟は面白い”って話すだけでもいいから、これからもみんなでがんばりましょう!」と。
「そうだよなー」と思った僕は、それから常盤さんの言いつけを守って仲間と電車に乗ったときは『間宮兄弟』の話をするようにしているのですが、一人のときはさすがに……。
「間宮兄弟…、間宮兄弟…」とつぶやくアブナイ人にはなれずにいると、先週の“アン・アン”の車内吊広告には常盤さんのお顔が。その目線に、「なんかしなさいよー」と言われているような気がして、僕は劇場売りのプログラムを膝に立てて読む(ふりをする)ことを思いつきました。
すると、先日も嬉しいことに女子高生ふたり組が気づいてくれて、さっそくのリアクション。
「『間宮兄弟』、超見たーいっ!」(ありがとうございます)
「あたし、もう見たもんねぇ」(もっと、ありがとうございます!)
「えー!で、どうだった?やっぱ、“癒し系”なの?」(耳ダンボ)
「う~ん、てゆーか……、“笑い系”?」(!!)
「えー、誰が?やっぱ塚地?」
「う~ん、てゆーか……全員?」(!!!!)「だってさー、超笑ったのがー…」
そこで電車は駅に着き、彼女たちは短いスカートを翻し笑いころげながら降りて行ってしまったけれど、すごく嬉しかったです。追いかけて握手したかったくらい(我慢しましたが)。どこがツボだったのか、聞いてみたかったなあ。
大阪の初日舞台挨拶の様子をTBしてくださった方のブログを拝読していたら、お客様から「小さい頃の兄弟の写真が写るシーンがありますが、それは本当にご本人達のお写真ですか?」なんて質問があったとか。見てくださる方は、本当にそんな細かいとことまで見てくれているんですね、とても嬉しかったです。そこには答えは書かれていませんでしたが、あの兄弟の写真は全て、佐々木さんと塚地さんご当人たちの幼少時代の写真を合成して『間宮兄弟』撮影用の小道具として作った物なのです。
で、その真ん中に置かれた今は亡き“間宮・父”の遺影にお気づきですか?あの遺影、どっかで見たことありませんか?それがおわかりの貴兄は、相当の“モリタマニア”とお見受けいたします。
そう、『間宮兄弟』にはそんなコアな見所と笑いのツボが満載です。
次回から、“制作日誌”にも、スタッフだからお伝えできるチェックポイントをドシドシ盛り込んでいければ、なんて思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。