この映画のモチーフは、価値観を共有できる「かけがえのない存在」の素晴らしさだと思います。お互いを思いやり、分かり合える相手。そんな相手がいるって、本当に素晴らしい事!!
だから、兄弟じゃなくても「姉妹」でもOKだし「夫婦」「親子」「友達」「職場の仲間」・・etc。価値観を共有できる「かけがえのない存在」ならなんでもOKだと思います。(ちなみに我が家は、間宮夫婦です。)
そして重要なのが「間宮」な部分。これがないと、タイトルが「兄弟」になっちゃいますから!(笑)「間宮」な人って意外と多いと思うし。
・新しい一歩を踏み出すのに勇気がいる人
・毎日をコツコツと大切にする人
・頼まれると嫌といえない人
・でも絶対に譲れない部分を持っている人
・そんな自分に誇りを持っている人・・・etc。
たぶん、映画を観た多くの人が「それってアルアル!」と、少なからず共感、同化できる思います。
そして平凡な毎日を「ワクワク、楽しく、ほのぼの」と暮らす「間宮兄弟」って、共感できた人達にとっては、とても心地よく感じると思います。
私の大好きな場面。明信が直美をカレー・パーティーに誘いOKをもらう場面。嬉しさのあまり「雨の中を小躍りしながら帰る」姿は、なんとも微笑ましくて大好きです!あぁ~、良かったネ、明信!!私も同じ経験あるよ~!!!!(大泣)
グリコジャンケン、カレーパーティー、浴衣パーティー、モノポリー・・etc。ノスタルジーを覚えさせる、森田監督の数々の演出により、まるで魔法のように、どんどん映画に引き込まれます。恐るべし!森田マジック!!
そして、ストーリーが進むにつれて、不思議と間宮兄弟が魅力的に見えてくる。
小学校の校務員として額に汗して働く徹信。出張先から「オートメーションと言ったって、やはり人間の勝負なんだ!」と熱く弟に電話する明信。あんた達間宮兄弟、堂本兄弟(KinKiKids)に負けない位、カッコイイよ~!!(泣)
(↑こう、思わせるところも、恐るべし!森田マジック!!)
今までの自分達の生活を変えるべく、カレー・パーティー等おくゆかしい(笑)作戦を実行する二人ですが、あえなく玉砕します。これもリアルで私好みです。やっぱり、人生そんなに甘くないしね!(辛)
ただ、そんな間宮兄弟の「おくゆかしい」頑張りを見ていると、不思議と元気が出てきます!私も頑張ろう!!って気持ちになります!
梅雨に入り、気持ちもジメジメしている人達!「間宮兄弟」観て、心は快晴で行きまっしょい!!!!

『間宮兄弟』を配給しております我々アスミック・エースのリレー日記、
次はプロデューサーのTです。