暑いですね、でも夏はこれでなくちゃ。去年の今頃は間宮兄弟の撮影真っ最中でした。静岡の御前崎で海のシーンを撮り、実家のシーンを撮ってから、東京に戻りビデオ店のシーンを撮った一日は最大のハードスケジュールでした。だからこそ、この日は「いつも以上にアイデアを振り絞るぞ」と構えたモノです。お母さんが夏みかんを近所の家からもらいに行って運ぶシーンも当日までは考えていなかったシーンでした。徹信が昼寝して、ビクとするところもありませんでした。そのあとこのビクが何度も出ますが、この日がなかったら生まれないアクションです。ビデオ店では営業終了後の撮影なので深夜。それまでは日焼けした体をおのおのの車両の中で休ませて撮影にのぞみます。休むと言っても休めるモノではありません。疲れはピークに達しています。「絶対に何かスタッフ、キャストが目を覚ますアイデアを考えないと、大変だ」そうして出したアイデアが明信が直美ちゃんに告白するところでのワンクッションです。行こうとすると直美ちゃんのところに長蛇の客の列、そこで明信があせります。何のことはない、みんなグループであっという間にその列は消えます。このアイデアがスタッフ、キャストの目を覚まし、無事、強行軍はクリアしたのです。
このように、1シーン、1シーンに情報量が詰った間宮兄弟、たった一度の映画鑑賞ではもったいないくらいの映画です。そこでDVD発売!いいじゃないですか、このDVDは常備薬のように使えますよ。あなたのサプリは間宮兄弟。もうストレスは怖くありません。貴方の部屋に間宮兄弟がいるんです!!
そこでDVD特典のコメンタリー、僕らが普通のコメンタリーやるわけないじゃないですか。はっきり言って「凄い!」です。「絶対に間を作らないように、会話がかぶっても気にしないで」そのオーダーを佐々木さんと塚地さんにミッションしました。こんなコメンタリーは未だかってないと言われるモノが出来ました。楽しみにしてください。
あと間宮兄弟の原点、「の・ようなもの」も同時発売です。こちらも面白いですよ。落語家のタマゴ達の青春グラフティ、ただいま初回限定の直筆サインに追われています。
よろしくお願いします。